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PROFILE OF ARTIST

成田朱希/Aki Narita(1966〜 )

『わたしは今も燃えさかる井の底へ住んでいる、底へは消防車も来ないし出口もない、ただ底へとどまり、いつか、第七官界へ響く痺れるような僥倖を待ち焦がれ、永久に描いて行くのだ』

1966 青森生まれ。幼少時から漫画、絵本等を手本に独学で絵を描き始め、人形作家の兄の影響で文学・画集を見るようになる。二十歳頃青森から上京、美術評論家ヨシダヨシエ等と出会い「画家」として歩み始め、その後も細江英公、秋山祐徳太子、平賀敬、工藤哲巳など大御所アーティスト達と二十代から交流、芸術の質を高めている。現在、個展・企画展・挿画等で作品を発表している。

1990 個展「添い寝の悪夢 午睡の夢」(スペース・ニキ 以後~ 1992 迄)
2000 「从展」出品(東京都美術館 以後、2017 現在まで毎年出品)
2005 「浮世絵と花魁展」(羽黒洞)
2008 「Asia Top Gallery Hotel Art Fair 08」(ホテルニューオータニ)
2010 個展「母のない子のように」(不忍画廊)
2015 パークホテル東京31Fアーティストルーム【芸者金魚】の客室壁画を半年かけて完成、「YOKAI TOURⅡ」(パークホテル東京)、「幻想耽美 現在進行形のジャパニーズエロチシズム」(Bunkamura Gallery)
2016 「池田満寿夫と3人の黒いヴィナス- 成田朱希/さかもと未明/小林美佐子-」(不忍画廊)、「妖 -あやかし- のアクアリウム展」(パークホテル東京)、BS フジ『ブレイク前夜』に出演
2017 個展「叫びとささやき」(不忍画廊)
2018 「ブレイク前夜展」(Bunkamura Gallery)、「女 オンナケモノ 獣 成田朱希×箕輪千絵子×大島哲以」(不忍画廊)

内藤瑶子/Yoko Naito(1985〜 )

『井戸にまつわることわざは、古今東西にあるそうだ。たとえば「井の中の蛙大海を知らず」「Truth lies at the bottom of a well(真実は井の底にある)」など。 確かに目にできるものには限界があり、真実はかぎりなく遠い。でも、古くから親しまれるこれらの教訓は、あまりにも壮大で未知なもの、複雑な脈動=地下水脈に人々が意識を傾け続けてきたことも同時に伝えている。 私たちの眼差しは常に「井の底」へと向けられているのかもしれません。 』

1985年生まれ。高校を中退した後、独学で油画、日本画、ドローイング、版画などの多様な技法での絵画制作を始める。(株)羽黒洞木村東介、ギャラリーT-BOXなど、東京のギャラリーを中心に個展を開催。グループ企画、国内外のアートフェアなど多数出展。

1985年 神奈川県茅ケ崎市に生まれる。現在も在住。
2000年 「長谷川利行展」神奈川県立近代美術館に衝撃をうけ独学で絵画制作を開始。
2003年 高校を中退した後、地元のスペースで自主企画の個展を開催。この展覧会をきっかけにギャラリー・画廊などでの展示活動を開始。
2004年 ギャラリーブリキ星、(株)羽黒洞木村東介でそれぞれ個展。その後現在まで、ギャラリーT-BOX(京橋)などを加えた東京のスペースを中心に個展を開催。グループ企画、国内外のアートフェアなど多数出展。
2005年 東京都美術館で行われる从会主催「从展」に以降毎年出品。2014年から会員。

vol.25 2018 SUMMER EXHIBITION

「ー井の底ー 成田朱希×内藤瑶子 展

2018年 6/11(月)〜 9/2(日)
パークホテル東京25F / 31F 11:00〜20:00
入場無料 | 期間中無休 (ただし臨時イベントにより会場内入場の時間制限などを設けさせていただく場合もございます。)

この夏、パークホテル東京の30メートルの吹き抜けアトリウムが『井戸』になる!?

日本の四季をアートと共に楽しむ展示会ART coloursの第25弾として、ー井の底ー 成田朱希×内藤瑶子 展が開催されます。パークホテル東京のアーティスト・イン・ホテル プロジェクトでそれぞれ「芸者金魚」「鯉」という魚の名の客室を制作して人気を博している二人の作家によるコラボレーション展です。

恐らく世界中どこにでもある、またはあった井戸。水がなくては生きていけない人間にとって、井戸は原始的かつ根源的な神の恵みそのものでした。古代から神聖化されて黄泉に繋がる異界の入り口とされ、侵すべからざる禁忌の場所として、ここ日本でも井戸にまつわる幽霊話などをご存知の方も多いでしょう。また、実際に守り神として鯉が放たれる事もあったようです。

深く沈殿した潜在記憶の中に激しい情念が宿ったような作風の画家成田朱希、真理を求め沸き起こる内的衝動をプラグマティックに自由な技法で描く内藤瑶子、異なる二人の女性作家のアート作品よって地上25Fにあるホテルのアトリウムが天空の井戸となります。夜になると壁面いっぱいにプロジェクションマッピング映像が流れ、擬似井戸空間を二人の作家の作品が自由に泳ぎ回ります。ヒンヤリとよく冷えた水を湛えた井戸のような空間で、夏のうだるような暑さを忘れるひとときをお楽しみください。

【協力】不忍画廊 羽黒洞
【映像制作】antymark annex
【総合プロデュース】creative unit moon
※会期中、作品をモチーフにした映像作品をアトリウム壁面の大型スクリーン(高さ約30mx幅約8.5m)で上映します。