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PROFILE OF ARTIST

中村卓夫(なかむらたくお)/陶芸家

1945年 金沢市生まれ 陶芸家
父である中村梅山に師事。和光(東京)や、Joan B Mirviss LTD(NY)をはじめ、個展、グループ展、美術館企画展など多数、NYメトロポリタン美術館、シカゴ美術館、金沢21世紀美術館など所蔵。
琳派の香りを漂わせつつも独創的かつモダンなその作風は、伝統の上に新しい試みを加えることを身上とする‘金沢らしさ’そのものでもある。

モリ川ヒロトー(もりかわひろとー)/映像クリエイター、作曲家、フォトグラファー

1963年 金沢市生まれ 映像クリエイター、作曲家、フォトグラファー
多摩美術大学芸術学科映像専攻卒業。2000年ドイツハノーファー万博日本館の音楽演出を始めイベント、美術、博物館展示演出音楽の作曲を幅広く手掛ける。2011年から金澤映像イベントを開始。能楽師、日本舞踊家などとのコラボレーションも行い幅広く活躍。

坂井直樹(さかいなおき)/金工作家

1973年 群馬県生まれ 金工作家
東京藝術大学院博士後期課程鍛金研究室修了、博士学位取得(2003)、 2003〜2005年、同大学にて非常勤講師。 金沢卯辰山工芸工房にて研修後、金沢大学や金沢美術工芸大学にて非常勤講師。現在、金沢卯辰山工芸工房専門員。野村賞(東京藝術大学美術館収蔵)(2003)、日本伝統工芸金工展宗桂会賞(2011,2015)、美術工藝振興佐藤基金淡水翁賞(2012)、金沢市工芸展世界工芸都市宣言記念賞(2010,2013)、世界工芸コンペティション次賞(2013)、テーブルウェア・フェスティバル2016にて大賞・経済産業大臣賞受賞(2016)。現在金沢市にて「金属を生活の身近に」をテーマとし、現代空間に調和するアイテムを制作。

河野迪夫(こうのみちお)/金工作家

1984年  茨城県生まれ 金工作家
金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科卒業(2008)同大学院修了(2011)、その後、金沢卯辰山工芸工房技術研修者を経て、現在は月浦工房(金沢)にて制作活動。昆虫や魚といった姿態が発想の源。金属に置き換わった時、それは更に河野の手により優美で繊細な形となる。主に銅を用い、金槌で叩き締め、彫りや透かしなど色あげに至るまであらゆる技術を駆使し、自然界に存在するものから抽出される力強く美しい形を表現している。

村本真吾(むらもとしんご)/漆芸家

1970年  石川県生まれ 漆芸家      
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程漆芸専攻修了(1997)、(財)日本文化生涯学習振興会21金継・蒔絵講座講師(2005〜10)、金沢卯辰山工芸工房漆芸専門員(2010〜15)を経て、現在、金沢市内にて創作活動。クラフトコンペ高岡(審査員賞)、国際漆展(審査委員特別賞)、金沢市工芸展(最優秀賞)等、受賞多数。石川県デザインセンター、フィラデルフィア美術館、金沢卯辰山工芸工房、ミネアポリス美術館、拓福美術館に所蔵。  

山岸紗綾(やまぎしさや)/漆芸家

1981年 石川県生まれ 漆芸家
九谷焼きの家系に生まれ、金沢美術工芸大学工芸科漆専攻卒業(2006)、金沢卯辰山工芸工房修了(2013)現在は能美市工房にて制作。蒔絵や螺鈿といった漆の伝統的な加飾技法を用い、より身近な存在となり得るものとして“ジュエリー”を主に制作。近年は自身のイメージから生まれる植物を採集してゆくシリーズ作品「plant collecting」を展開。

浅野恵理子(あさのえりこ)/ガラス作家

1987年 石川県生まれ ガラス作家
カットガラスの技法(切子)を使ったガラス作品を制作。富山ガラス造形研究所造形科を2008年卒業、2010年に同校研究科修了。その後2014年に金沢卯辰山工芸工房を修了し、現在は石川県内で制作活動を行う。

石田明里(いしだめいり)/コンテンポラリージュエリー作家

1974年東京生まれ コンテンポラリージュエリー作家
多摩美術大学立体デザイン科を卒業後、宝飾企業デザイナーを経て渡伊。ALCHIMIA Contemporary jewellery school (イタリア・フィレンツェ)にて理論と実践を学ぶ。 現在は金沢と東京にアトリエを構え、ヨーロッパ、アジア各地のギャラリーで作品を発表。2012年、イタリア コンテンポラリージュエリー協会cominelli foundationに作品収蔵。

遠藤誠明(えんどうともあき)/日本画家

1981年 愛知県生まれ 日本画家
2007年 金沢美術工芸大学大学院絵画専攻修了。2015 FACE展2015,損保ジャパン日本興亜美術館(東京)
優しい色彩を得意とし、特に彼の描く花は独特の気配を醸し出す。昨年より制作を開始した箔の経過を時間と重ね合わせる進化形の作品、同様のものがシンガポールにも納められるなど、日本の美に向き合う丁寧な仕事をする。

寺脇扶美(てらわきふみ)/日本画家

1980年 愛知県生まれ 日本画家
2007 金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科絵画専攻日本画コース 修了。
水晶(の原石)を、デッサンし、そのラインを抽出して麻紙にエンボス加工、その後にイメージの色を配していく。ひとつの対象物を様々な観点から捉え、その都度先入観にとらわれない見出し方を重ね、より感覚的に対象物そのものを描く。

金田朱杏子(かねだかずこ)/書家

1944年石川県生まれ 書家
1980年頃より、金沢の現代美術団体日本海造型会議に所属し、墨の作品を展開。 2007年の解散までの間、石川県立美術館、そして開館当初の21世紀美術館にて展示していた。 作品に使用する墨、紙においては40〜60年経過したものを使用しており、2〜3年をかけてゆっくりと墨色の彩を増す、黒の中にも僅かに見えてくる色の差(墨の性格)を活かし、平面ながら奥行ある作品を制作。

vol.23 2017 WINTER EXHIBITION

中村卓夫≒金沢工芸 展

2017年 12/4(月)〜2018年 2/18(日)
パークホテル東京25F / 31F 11:00〜20:00
入場無料 | 期間中無休 (ただし臨時イベントにより会場内入場の時間制限などを設けさせていただく場合もございます。)

日本の四季をアートと共に楽しむ展示会ART colours(アートカラーズ)の第23弾として「中村卓夫≒金沢工芸 展」(※)を開催いたします。

大雪から立春まで、二十四節気では冬から春に至る、一年の中でハレの日が続く最も華やかな季節の到来です。茶道王国とも言われる北陸金沢、加賀百万石の城下町では、美的価値を備えた実用品である工芸というクラフトアートが古くから育まれてきました。本展示会は、その金沢工芸を現代に於いて奔放な解釈で体現している陶芸家中村卓夫と、金沢に深い繋がりを持ち様々な分野で活躍する気鋭の作家達と映像作家による斬新な空間演出で、凛とした北陸の冬の雅を体感できる展示会です。
工芸という枠にとらわれず、金沢の「今」を表現する作品と共に、日常と美が限りなく近い金沢の美意識をお楽しみいただければ幸いです。

※「≒」ニアリーイコール・・・近似を表す和製記号で「ほとんど等しい」の意。

−金沢美意識の現在進行形−
初代加賀藩主前田利家は信長の家臣だった頃から本阿弥光悦に禄を授けていたことはあまり知られていない。 100万石の大藩の祖からして既に文化芸術のパトロンの資質充分だったのだ。 それ以来、三百年に及ぶ藩政期に培われた莫大な文化的資産、町民レベルにまで浸透していった素養は明治以降百数十年に渡って、カタチを変えながらも金沢独特の美意識を繋ぎ、発展させてきた。
日常の設えの細部にまでさりげなく美的要素が溶け込んでいる「金沢の文化」は、「手」の感触と「目」の意識で育まれてきた町衆の生活の中に連綿と息づいてきた。
明治初期に生を受けた初代中村梅山から数えて三代目の中村卓夫の表現はまさに、その金沢美意識の現在進行形である。(Gallery点 金田みやび)

 

【キュレーション】Gallery点 金田みやび
【後援】一般社団法人 金沢市観光協会
【映像制作】モリ川ヒロトー
【総合プロデュース】creative unit moon
※会期中、作品をモチーフにした映像作品をアトリウム壁面の大型スクリーン(高さ約30mx幅約8.5m)で上映します。

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