ENGLISH

PROFILE OF ARTIST

橋場 信夫(はしば・のぶお)

1950年東京生まれ。1978年、エコール デ ボザール アトリエ ヤンケル(パリ)で学び、画家のロベール・クートラスと親交を結ぶ。このパリ留学時代にラスコーの壁画を見た衝撃「…壁に手を当て口に含んだ顔料を吹きつけた手形の壁画、岩肌をみて牛の形態を見出した牛の絵…」により具象油彩画を捨て「絵画の根源」を辿る制作を現在まで続ける。橋場信夫の洗練された抽象芸術は、15,000年前のラスコー洞窟に壁画を描いた名もない太古の絵師と同じように、キャンバス上の点、あるいは線からイメージを広げ描き出し現代の視点で昇華したものである。

[個展] 不忍画廊、平野古陶軒、ギャラリー無境、ギャラリー上田、ベイスギャラリー、アサヒギャラリー、ティル ナ ノーグ ギャラリー、t-Galleryなど多数
[その他] 「千年の恋展(花人・川瀬敏郎の為の作品制作)」1997 赤坂プリンスホテル、2000年沖縄サミット晩餐会為の制作、ホテルや老舗料亭へのアートワークも多数。
近年、皇后陛下・美智子様、ダライ・ラマ14世に作品を献上。
本展では代表作・大作を中心に、今個展の為に制作した新作小品なども展示。

池田 満寿夫 (いけだ・ますお)

1934~1997 旧満洲国奉天生まれ。
1965ニューヨーク近代美術館個展/1966 ヴェネツィア・ビエンナーレ展版画部門グランプリ/1977 『エーゲ海に捧ぐ』《芥川賞》・1979年、映画となり大ヒット/1984高島屋日本橋店で初の陶芸展/1986 熱海市にガス窯と電気窯を備えた「満陽工房」設立、現在、「池田満寿夫記念館」として熱海市が運営/1995 東京国際コンテンポラリー・アート・フェスティバル(NiCAF1995)にて新作展。(NiCAF1995)にて新作展(※本展出品の「神々の器」を発表)阪神・淡路大震災の犠牲者鎮魂のため、清水寺(京都)で、縦4m×横7mの和紙に「般若心経」の経文を揮毫/1997逝去。池田満寿夫美術館(長野県松代市)が開館。

野田 雄一(のだ・ゆういち)

1955年徳島県出まれ。現在、富山ガラス造形研究所教授、(財)富山ガラス工房館長。
1981瀬戸内寂聴の私塾「寂聴塾」第1期を卒業(現在まで心の師となっている)/1988国際ガラス工芸展《銀賞》/2004北日本美術大賞展《大賞》受賞/2005「スーパーエクスタシー至福への旅路」(神奈川県民ホールギャラリー/横浜)、ウラジオストック国際映画祭グランプリー・トロフィー製作/2007第4回円空大賞展《円空賞》受賞(岐阜県美術館)/2008「変貌するガラス-野田雄一の世界」刊行記念展(不忍画廊/東京、日本文化センター/パリ)、「ローマ賞典祭」《ローマ市民賞》受賞(ローマ日本文化会館/ローマ)※本展では、2008富山県出身ノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏に贈られた「宇宙卵」と同シリーズを展示。ガラスに気泡を封じ込めたオブジェは、宇宙模様が浮かび上がり海外でも「宇宙と音を感じる」と絶賛される。

石田 泰道 (いしだ・たいどう)

1968年山梨県生まれ。1993年筑波大学大学院芸術研究科修了。
1990頃より「地底」をテーマにアッサンブラージュ大作に取り組む 1997より「もり」をテーマにしたインスタレーション「MORIーPROJECT」、翌98年、オブジェの野外設置「樹海プロジェクト」を通し、自己と作品、場の関係を検証し、「エネルギー」、「円環」の理念を導く/2000 「JUKAI PROJECT」富士樹海・ギャラリー野ばら→尾白の森・浅川画廊(山梨)/2005 「円環へ-漂流するもの‘05ー06プロジェクト」山梨県立美術館・朝霧高原(静岡)・照ヶ崎海岸(神奈川)・名栗湖(埼玉)・笛吹川清水渓谷(山梨)各地を巡回/2010 「キュレーターズ・アイ 石田泰道展」(山梨県立美術館企画)、「千曲川漂流プロジェクト」長野県小布施市~飯山市「DOCUMENT 円環―命脈」、現在、風化作用に固執したオブジェ、またドローイングを中心に制作を展開。行動美術協会会員、山梨美術協会会員、山梨県甲府市在住。
※本展では、メイン展示の橋場信夫作品に呼応するようなオブジェを展示

vol. 18 2016 AUTUMN EXHIBITION

万古千秋-神秘の泉 橋場信夫展

2016年 9/19(月)〜12/4(日)
パークホテル東京25F アートラウンジ 11:30AM〜10:00PM
メイン展示:橋場信夫
オブジェ:池田満寿夫、野田雄一、石田泰道

入場無料 | 期間中無休 (ただし臨時イベントにより会場内入場の時間制限などを設けさせていただく場合もございます。)

「この国の過去の泉は深い。
 太鼓と笛の音に酔いしれて
 太古の神秘のうちに沈み込む。
 測鉛を下ろし、時の深さを、わたし自身の深さを測る」
 (トマス・インモース / 加藤恭子 共著 『深い泉の国「日本」』 解説:鎌田東二より)

アーティストが創り出す美術作品の中には、作家本人の自覚如何に関わらず、そこには太古からの人間の集合的記憶が蓄えられているのかもしれません。
眩しい太陽を指の間から覗く時、突然の夕立に呆然と水たまりを見続ける時や、夜に焚き木の火をじっくり眺める時のように、記憶の奥底から滲み出してくる人類の普遍的体験のようなものが感じられる時があります。アートをきっかけに、トマス・インモースが詠んだ詩の、この日本という国の深い過去の泉の水をすくって飲む。根元的な訴求力を持つ優れたアート作品と、芸術の秋とも言われるこの季節には、私達の中の太古の記憶を蘇らせる神秘的な力があるのではないでしょうか。

日本の四季をアートと共に楽しむ展示会ART colours第18弾「万古千秋-橋場信夫展 …太古の泉」では、美術家の橋場信夫をはじめとする現代作家達による、古代の息吹を感じさせるような作品を館内各所に展示いたします。吹き抜けの会場では、作品をご覧いただきながら作品とコラボしたデザートやカクテルもお楽しみいただけます。芸術の秋、そして収穫の秋にふさわしく、中秋の名月と共に始まる展覧会を目と舌でご堪能ください。

《※万古千秋(ばんこせんしゅう)とは…永遠に。はるか過去から未来までずっと。「千秋」は千年で、非常に長い年月、永久の意を表す。》

【協力】不忍画廊
【総合プロデュース】creative unit moon
【映像制作】antymark annex
※会期中、作品をモチーフにした映像作品をアトリウム壁面の大型スクリーン(高さ約30mx幅約8.5m)で上映します。

TOP